布団の湿気対策、湿度の高い夏をさっぱり過ごす快適ふとんとは?

布団の湿気対策、湿度の高い夏をさっぱり過ごす快適ふとんとは?

2024.07.25

夏は寝苦しい夜がつづいて、なかなか寝れない。

「寝苦しい」のはいったいどうしてなのか、ハマダさんに聞いてみました。

 ハマダさん

おやだまくん良い質問ありがとうございます。

「夏、寝苦しい」原因には

  1. 温度
  2. 湿度
  3. 日本の将来

などいろいろありますが、今回は1.温度と2.湿度に焦点を当ててお話しします。

快眠に適した環境は一般的に「寝床内温度が32~34℃・湿度が50%」がベストと言われています。

温度の部分は昨今の住宅事情やエアコン設備の拡充等々で布団外気温27℃、寝床内32~34℃を維持しやすくなっています。
対して、湿度の部分はエアコンや除湿機でもなかなか適正値にはまらないことが多いです。

そこで、寝具自体に湿度コントロールが求められます。

 

冷房で冷えて目が覚めたことありませんか?

 

寝具の湿度コントロールが、なぜ大切なのかというと、エアコンで冷房をつけると、当たり前ですけど、涼しく感じますよね。これは室温を下げているから。と同時に、湿度も下がっているからです。


同じ温度でも湿度が下がると涼しく感じます。
例えば同じ温度でも、街中のムシムシした感じと、高原の爽やかな感じを想像してみると、わかりやすいかもしれません。


湿度が下がると涼しく感じるだけでなく、汗をかいてもすぐに乾くから、気化熱といって、汗が蒸発するときに周りの熱を奪います。


冷房で冷えすぎて、夜中に目が覚めてしまったことはありませんか?寒いのは室温のせいだけではなくて、湿度も関係しているかもしれません。
ですから、ちょうどよい湿度に保ってくれる、寝具自体の湿度コントロールが大事なのです。

ダウンケットのような西洋生まれのふとんは、実は高温多湿な日本の夏にあまり向いていないのです。
そもそも西洋は気温も湿度も日本の夏みたいに高くないので、そのまま日本で使おうというのは、ちょっと無理があります。

 

日本の夏にちょうどよい寝具とは

 

じゃあ日本の夏にはどんな寝具がいいのかというと、3つの条件を兼ね備えていることが大事です。

  1. 保温性
  2. 通気性
  3. 吸湿性

1つ目の保温性は、もう、そのままです。ちゃんと保温してくれること。
寝ているときって、日中の起きているときよりも体温が低くなるんです。なので、ちゃんと保温してくれることは、まず大事です。

2つ目の通気性も、そのまま風通しのよさという話ですね。寝ているときの、ふとんの中にこもった熱や汗を逃がしてくれることです。

3つ目の吸湿性は、今回の大事なお話です。
ふとんの中の湿度を吸って、ムレてベタつかないように、ちょうどよい湿度にコントロールしてくれるものであれば、安心ですね。

 

快適さの条件

この3つには理由がちゃんとありまして、快適に眠れるふとんの中の温度は約33℃、湿度は約50%という研究の結果(※)があります。
快適なふとんの中の湿度は約50%なのに、日本の夏の湿度は70~80%になることもありますし、夜だと、さらに湿度が上がることもあります。

(※)厚生労働省eヘルスネットより
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-01-003.html

だから、エアコンだけでの調整はむずかしいので、寝具自体でも、ちゃんとコントロールしてあげることが、とても大事です。

快適に眠れるふとんの中は33℃、湿度は50%ですよ、っていうと、ちょっとむずかしく感じるかもしれないんですけど、実はそんなにむずかしいわけでもありません。
体温って平均すると、だいたい36℃くらいですけど、身体の表面温度はもう少し低くて、32℃くらいです。
だから冷房で室温を下げても、適度な保温性がある寝具を使えば、ちょうどよい温度に近づく。
あと、寝るときは頭を冷やしてあげたほうが、頭寒足熱といって、健康によいといわれていますね。

夏場によく見る冷感寝具よりも、日本の湿度の高い夏であれば、エアコンを適度に使って、保温性、通気性、吸湿性のバランスがよい寝具を使ったほうが、快眠の条件が整いやすいです。

一般的な冷感寝具やダウンケットは通気性と吸湿性が今ひとつ、といったものが多いですし、普通のタオルケットも、いってみればタオルなので、保温性に少し欠けるかなというところです。

 

夏にぴったりなディーブレスの掛けふとん

ディーブレスの商品の中で、この3つの条件を兼ね備えているものをピックアップするなら

この2つがおすすめです。
どちらも保温、通気、吸湿のバランスに優れているふとんです。
とろけるふとんenifea2肌掛けふとんは、3つの条件のバランスが非常に優れているのと、とにかくやわらかいふとんです。
肌触りもよく、おすすめできます。名前の通り、とろけます。

ZEPPINパイル肌掛けふとんも3つの条件のバランスに非常に優れているのと、パイルの肌触りが特徴です。
パイル地の夏物といえばタオルケットを思い浮かべることが多いと思いますが、こちらはパイル地で、なんと、ちゃんと中わたの入った肌掛けふとんです。
だからタオルケットでは少し不安な保温性もバッチリ、というわけです。

 

エアコンと寝具で夏でも快眠を

 

最近の夏はとにかく暑いので、寝ている間の熱中症にも注意が必要です。そうなると、冷房が前提として寝具を選ばなければいけません。
夏の快眠のために、保温性、通気性、吸湿性を兼ね備えた寝具で、いったん日本の将来は忘れて、ゆっくりとお休みください。

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